composer 作曲家

2017年10月14日 和楽器五重奏のために「憂きこと聞かぬところありや」を世界初演

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和楽器五重奏のための大規模な最新作「憂きこと聞かぬところありや」が2017年10月14日に工房•寂の演奏会で初演されます(於•鎌倉旧一条恵観山荘)。この会場に合わせて特に作曲された本作は、現代音楽シリーズ•ヴァニタスの第三回、かつ最後の作品です。台本はラテン語のことわざ、鴨長明の「方丈記」、源実朝、西行法師の和歌から採られています。
本演奏会では近藤譲氏による箏二重奏曲のほか、フランク・デンヤー氏作曲の箏曲と尺八のための作品、エバ=マリア・ホーベン氏、マイケル・ピサロ氏による作品が演奏されますが、上記4作品はいずれも日本初演です。現代美術作家の
ベアトリス・イングレシス氏、雪阿弥氏による絵画作品も委嘱しており、当日会場でご覧いただけるほか、抹茶と特注の和菓子(虎屋)を演奏中にお召し上がりいただけます。詳細は工房・寂のウェブサイトをご覧ください

と き: 20171014日(土)全2回公演
開 演: 第1回 午前十一時 (開場:午前十時半)
     第2回 午後三時半時 (開場:午後三時)

一般券: 4000
学生券: 2500
チケットは抹茶と誂えの菓子が付きます。
チケットのご購入は直接工房・寂までメールでお知らせください(メールはこちら)。予約制です。

ところ: 旧一条恵観山荘
     神奈川県鎌倉市浄妙寺510

2017年3月17日 バス•クラリネットと弦楽四重奏と録音機のために「here, today」を世界初演

バス・クラリネット、弦楽四重奏、そして録音機のための作品「here, today」が2017年3月17日(金)、「思想時代」という演奏会シリーズ第7回、岩瀬龍太氏とロリエ弦楽四重奏団によって初演されます。本作品では初めてステージで録音機を使います。わたしにとっては実験的な逸脱、東京にいらっしゃる方はぜひ聴きにいらしてください!

会 場: 淀橋教会(大久保)
と き: 2017年3月17日(金)
開 演: 18時半 (開場:18時)

チケット情報は下のチラシで書いています。

プログラム・ノート


録音・録画、また写真というフィルターを通過することで、私たちの世界の知覚の仕方は徐々に間接的なものになりつつある。どういった録音を聴くか、またどんな写真を見るかという選択においても、ほとんど誰も理解していない(あるいはその存在すら知られていない)ソーシャル・メディア・アルゴリズムというフィルターが介在することになった。人々は共有された現実(または共有された非現実)の代わりに、自分がリアルだと信ずる、しかしいかなる他者も認識し得ないような「私のリアル」を構築するようになったのだ。社会や環境に関する集団的決定の根拠となる、共有されたリアルに則ってあるべき国家=統治体に対し、こうした状況は悲惨な影響を与えてきたし、当面このネガティヴな傾向に変化は見られないであろう。
「here, today」は環境情報を複製・再現し、しかもそれを共有しようと試みる作品である。弦楽器奏者は演奏当日、自宅や滞在先で録った環境音を曲中で再生する。作品前半はクラリネット奏者によってそれ自体が録音され、曲の後半で再生される。演奏者、作曲家の判断や録音・再生機器をめぐる種々の制限、それらの全てが当日聴かれる演奏に影響してゆく。演奏はその度ごとに違ったものとなるため、聴き手はその都度、微妙に違った作品を聴くことになるのだ。こうして無限に存在し得る本曲中に、一つでも真のリアルを反映しているものがあるだろうか?
思想時代 vol.7

2016年12月25日 アンサンブル室町は「コノソ」を世界初演

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アンサンブル室町が「13のヨーロッパのルネサンス・バロック期の楽器と12の日本の伝統的楽器のための「コノソ」」を12月25日に初演します。曲名(線文字Bのタイトルは左のイメージ)はクレタ島の古代都市クノッソス、そしてサティの小節線のない大作「グノシエンヌ」に基づいています。4000年の歴史、神話的視点から見た都市のように、この委嘱作は浮遊する静謐、また虚ろな風景を形作ります。

詳細はアンサンブル室町のウェブサイトをご覧ください

会 場: 東京文化会館小ホール(上野公園内)
と き: 2016年12月25日(日)
開 演: 午後四時 (開場:午後三時半)

チケットは私も直接に販売しております。ご入用の折はご連絡下さい。

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日本と私:音楽と断想

2016年7月3日、東京のBUNCADEMYでレクチャーをしました。
自分のスクリプトをそのまま投稿します。

このリンクからご覧下さい。

2016年10月19日〜20日 工房•寂は「フォーリングス」を世界初演

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笙(と竽)、ヴィオラ、チェロのための大規模な最新作「フォーリングス」が2016年10月19日、20日に工房•寂の演奏会で初演されます。スイス人作曲家ユーグ•フライ氏の4つの作品(日本初演)と共に、ヴァニタス•シリーズvol.2を楽しみください。
詳細は
工房・寂のウェブサイトをご覧ください

出 演: 石川高(笙、竽)
     安達真理(ヴィオラ)
     竹本聖子(チェロ)

と き: 2016年10月19日(水)、20日(木)
開 演: 午後七時 (会場:午後六時半)

一般券: 3500円(当日4000円)
学生券: 1500円(当日2000円)
8月1日よりぴあ、東京オペラシティ等で販売致します。工房・寂から直接ご購入をご希望のお客様はメールでご連絡願います。

ところ: 近江楽堂
     東京都新宿区新宿3−20−2 
     東京オペラシティ3階